マランツの型番にはどんな意味がある?PM・SR・CD・SAなどシリーズの違い
マランツのオーディオ機器を調べていると、「PM-80」「PM-90」「PM7005」「CD6007」「SA-11」「SR6015」など、さまざまな型番が出てきます。
マランツを長く使っている方なら、型番を見るだけで「これはアンプだな」「これはCDプレーヤーだな」と分かるかもしれません。
一方、これからマランツのオーディオを探している方にとっては、
「PMって何を意味しているの?」
「CDとSAはどう違う?」
「SRが付いているモデルはアンプなの?」
「数字が大きいほど上位モデルなの?」
と疑問に感じることもあるでしょう。
マランツの型番には、製品カテゴリーやシリーズを見分けるためのヒントが含まれています。
ただし、すべての型番が同じルールで付けられているわけではありません。
年代によって命名方法も変化しているため、型番だけですべてを判断することはできません。
今回は、マランツの代表的な型番を取り上げながら、PM・SR・CD・SAなどの違いについて分かりやすく紹介します。
マランツの型番を見るときに知っておきたいこと
まず知っておきたいのは、マランツの型番は「暗号」のように一文字ずつ意味が決められているわけではないということです。
たとえば「PM7000N」というモデルがあります。
これはマランツのプリメインアンプで、ネットワークオーディオ機能を搭載したモデルです。
マランツ公式でもPM7000Nは「ネットワークプリメインアンプ」として紹介されています。
一方で、CDプレーヤーには「CD6007」、SACDプレーヤーには「SACD 10」などの型番があります。
現在のマランツ公式サイトでも、CDプレーヤーやSACDプレーヤーを独立したカテゴリーとして展開しています。
つまり、型番を見るときには、
「最初の文字や数字から製品カテゴリーを推測する」
という考え方が基本になります。
ただし、年代やシリーズによって例外もあるため、最終的には製品そのものの仕様を確認することが重要です。
PMはプリメインアンプを中心としたシリーズ
マランツの型番で特によく見かけるのが「PM」です。
「PM-80」「PM-90」「PM-14」「PM-15」「PM7005」「PM6007」など、マランツのプリメインアンプにはPMを冠したモデルが数多く存在します。
PM7000Nもその一例で、マランツ公式ではプリメインアンプとして扱われています。
アナログ入力に加えてデジタル入力やネットワークオーディオ機能などを搭載しており、現代的な機能を備えたPMシリーズの一つです。
プリメインアンプとは、簡単に言えば、
プリアンプとパワーアンプを一つの筐体にまとめたアンプ
です。
音源を選択したり音量を調整したりする役割と、スピーカーを鳴らすために信号を増幅する役割を一台にまとめています。
マランツの中古アンプを探しているとき、「PM」という型番を見かけたら、まずプリメインアンプをイメージすると分かりやすいでしょう。
ただし、古いモデルから新しいモデルまで幅広いPMシリーズが存在するため、PMという文字だけで音質やグレードを判断することはできません。
数字が大きければ必ず高級機というわけではない
PMシリーズを見ていると、「PM6007」「PM7005」「PM8006」など、さまざまな数字が付いていることに気付きます。
ここで注意したいのが、
数字が大きい=必ずすべての面で上位
とは限らないということです。
同じ時代の同じシリーズであれば、数字がモデルのグレードを判断する目安になることはあります。
しかし、世代が違えば設計思想や搭載機能も変わります。
例えば、古いマランツの上位モデルと、比較的新しい普及モデルを数字だけで比較しても、その製品の価値や性能を正確に判断することはできません。
中古オーディオでは、発売当時の価格、回路構成、使用部品、筐体設計、状態、希少性なども重要になります。
そのため、マランツのアンプを選ぶときには「数字が大きいから良い」と考えるより、型番・発売時期・シリーズ・仕様を合わせて見ることが大切です。
CDはCDプレーヤーを示す分かりやすい型番
「CD」もマランツで非常によく見かける型番です。
CD5005、CD6005、CD6007など、CDを冠したモデルが存在します。
その名前からも分かる通り、基本的にはCDプレーヤーのシリーズです。
マランツ公式の製品一覧でも、CD6007やCD 50nなどがCDプレーヤーとして掲載されています。
現在のマランツでは、CDプレーヤーだけでなく、ネットワーク機能を搭載したCDプレーヤーなども展開されています。
中古市場で「Marantz CD6007」のような製品を見つけた場合、「CD」という部分を見るだけでも、
アンプではなくディスク再生機器であることを判断できます。
ただし、マランツにはCDプレーヤー以外にもSACDプレーヤーやネットワークCDプレーヤーなどがあります。
現在では、CDを再生するだけの機器から、ネットワーク再生やUSB再生などに対応したモデルまで、製品の役割も広がっています。
SAはSACDプレーヤーなどで見られる型番
「SA」もマランツを代表する型番の一つです。
中古市場では、
SA-7
SA-11
SA-12
SA8004
SA8005
SA-15S2
などのモデルを見かけます。
マランツ公式のアーカイブにもSA8004、SA-11 S2、SA-7 S1、SA8005、SA-11 S3、SA-12などが掲載されています。
SAシリーズでは、SACDの再生に対応したモデルが多く、CDだけでなくSACDを楽しみたいオーディオファンからも注目されてきました。
ここで面白いのが、CDシリーズとSAシリーズでは、どちらもディスクを再生する機器でありながら位置付けが異なる場合があるということです。
そのため、「CD=CD専用」「SA=絶対にSACDだけ」と単純に決めつけるのではなく、各モデルの対応ディスクや機能を確認する必要があります。
SRはAVレシーバー系で見かける型番
「SR」という型番もマランツの製品を調べているとよく登場します。
SRシリーズは、ステレオのプリメインアンプとは異なり、ホームシアターやAVシステム向けのAVレシーバーなどで見られるシリーズです。
マランツには、2チャンネルのHi-Fiオーディオだけでなく、映像と音声を組み合わせたホームシアター向けの製品もあります。
現在のマランツ公式サイトでも、製品カテゴリーとして「AVレシーバー」と「AVセパレートアンプ」が用意されています。
そのため、
PM → Hi-Fiのプリメインアンプ系
SR → AVレシーバー系
と覚えておくと、マランツ製品を調べるときに分かりやすくなります。
ただし、これもすべての年代の製品に同じルールが適用されるという意味ではありません。
特に中古市場には古いモデルから比較的新しいモデルまで混在しているため、型番だけでなく実際の製品カテゴリーを確認することが大切です。
型番から製品のジャンルを見分けると中古マランツが面白くなる
マランツの中古オーディオを探していると、知らない型番に出会うことがあります。
そのときに、最初の文字やシリーズ名を見るだけでも、ある程度の見当を付けることができます。
例えば、
| 型番の例 | 主な製品カテゴリー |
|---|---|
| ●PM-80 | プリメインアンプ |
| ●PM-90 | プリメインアンプ |
| ●PM7005 | プリメインアンプ |
| ●PM7000N | ネットワークプリメインアンプ |
| ●CD6005 | CDプレーヤー |
| ●CD6007 | CDプレーヤー |
| ●SA-11 | SACDプレーヤー系 |
| ●SA8005 | SACDプレーヤー系 |
| ●SRシリーズ | AVレシーバー系 |
このように見ると、マランツの型番には製品の方向性を読み取るヒントがあることが分かります。
ただし、ここで重要なのは、型番のルールはマランツの歴史全体を通して完全に統一されているわけではないということです。
年代によって製品ラインアップも変化しています。
そのため、型番だけを見て「この製品はこういう機能がある」と断定するのではなく、型番を手掛かりにして製品情報を確認するのが正しい使い方です。
マランツの型番を見るときは「年代」も重要
マランツの面白いところは、同じような型番でも、時代によって製品の中身が大きく違うことです。
昔のマランツには、現在とは異なる設計思想で作られたアンプが数多く存在します。
一方、現在のモデルではネットワークオーディオ、ストリーミング、HDMIなど、現代の音楽・映像環境に合わせた機能が搭載されています。
例えばPM7000Nは、従来のプリメインアンプとしての機能だけでなく、HEOSによるネットワークオーディオ機能を搭載しています。
また、現在のマランツにはMODEL 10、LINK 10n、SACD 10などを含む10シリーズも展開されています。
公式サイトでは、10シリーズをマランツのリファレンス・オーディオとして位置付けています。
つまり、マランツの型番を理解することは、単に名前を覚えることではありません。
「この製品は、マランツの歴史の中でどの時代に作られ、どのカテゴリーに位置付けられていたのか」
を考える手掛かりにもなります。
型番が分からないマランツでも査定できます
中古オーディオを整理していると、「マランツということは分かるけれど、型番がよく分からない」というケースもあります。
本体の背面や前面、側面などを確認すると、型番が記載されている場合があります。
ただ、古い製品では表示が見えにくくなっていたり、ラックに設置されていて確認しづらかったりすることもあります。
また、アンプ本体だけでなく、CDプレーヤー、チューナー、リモコン、付属品などがまとめて保管されていることもあります。
こうした場合も、無理に判断する必要はありません。
マランツファンでは、プリメインアンプ、プリアンプ、パワーアンプ、CDプレーヤー、SACDプレーヤー、
AV機器など、幅広いMarantz製品を査定しています。
古いモデルだから価値がないとは限りません。
むしろ現在では生産されていないモデルだからこそ、中古市場で探している人がいる場合もあります。
マランツを売るなら型番だけで判断しないことが大切
マランツの型番には、製品カテゴリーを知るためのヒントがあります。
PM、CD、SA、SRなどを覚えておくと、オーディオ機器を整理するときにも便利です。
しかし、型番だけで買取価格や製品価値を判断することはできません。
同じシリーズでもモデルによって仕様が異なりますし、発売時期、状態、付属品、動作状況、希少性などによって評価は変わります。
特に古いマランツのアンプは、外観がきれいでも内部に経年による影響が出ていることがあります。
反対に、長年使用してきた製品でも、状態やモデルによっては中古オーディオとして評価できる場合があります。
だからこそ、マランツ製品を手放すときは、型番だけを見て処分するのではなく、マランツを専門的に
扱っている買取店へ相談することをおすすめします。
マランツファンでは、歴代のマランツ製品を幅広く査定しています。
「古いマランツだけど売れる?」
「型番は分かるけれど、現在どのくらいの価値がある?」
「アンプとCDプレーヤーをまとめて整理したい」
といった場合も、まずはお気軽にご相談ください。
マランツの型番を知ることは、その製品の価値を知る第一歩でもあります。
長年大切にしてきたマランツだからこそ、処分してしまう前に、その価値を一度確かめてみてはいかがでしょうか。


